のせたり混ぜたり♪パンに合う国産のみかんやオレンジ、ゆずなどの柑橘類
パンにはさまざまな種類がありますが、皆さんはどんなパンがお好きですか?きっと「フルーツを使ったパンが好き!」という方も多いでしょう。フルーツは食パンやコッペパンなどのベーシックなパンに合わせやすいため、アレンジの幅も広がりますよね。
今回は、パンに合うフルーツの中から国産のみかんやオレンジ、ゆずなどの柑橘類をご紹介します。
パンに合う国産の柑橘類
伊予柑(いよかん)
パンに使用される国産柑橘類の代表格の1つが、冬に旬を迎える伊予柑です。伊予柑の産地は愛媛で、全国生産量の9割を占めています。
他の柑橘類と比較すると、甘味や香りが強いという特徴があります。
温州(うんしゅう)みかん・紀州みかん
温州みかんと紀州みかんも、パンによく合う柑橘類です。主な産地は和歌山県や愛媛県で、旬は秋から冬。伊予柑と比較すると温州みかん・紀州みかんには酸味がありますが、寒い時期になると糖度が増したみかんになるといわれています。
ゆず
酸味や苦味の強い柑橘類、ゆずもパンにぴったりです。主な産地は高知県や徳島県で、夏から冬にかけて旬を迎えます。夏には青玉という未熟なゆず、秋以降に黄色く熟したゆずが収穫されて出回ります。
柑橘類を使用した市販のパンには、どんなものがある?
柑橘類を使用したパンは、さまざまなところで販売されています。
一般的には、みかんを生地と混ぜ合わせたパンが主流ではないでしょうか。例えば柑橘類の果肉をそのまま混ぜたものや、果汁を絞ってパンに浸したもの、皮をシロップ漬けにしてオレンジピールなどにしてから生地に混ぜたものなどがあります。
他にも、白餡に果汁を混ぜてみかん餡やゆず餡を作り、その餡をパン生地で包んで焼いたみかん餡のあんパンも見られます。
また、果肉の甘さを活かしてジャムやマーマレードに加工し、デニッシュなどの甘い生地にのせたスイーツのようなパンもメジャーです。
ゆずなどの酸味や苦味が強い柑橘類に関しては、クリームパンやデニッシュといった甘い味付けのパンと合わせたパンが多いようです。ゆずの酸味と苦味がパンの甘さで中和されるため、酸味や苦味が苦手な方でも食べやすいように作られています。
みかんやオレンジ、ゆずなどの柑橘類をパンとおいしく食べる方法
さまざまなバリエーションがある柑橘類を使ったパン。自宅でも、簡単に柑橘類入りのパンを作れたら良いですよね。
そこで、柑橘類を使ったおすすめのパンの食べ方をご紹介します。
まずご紹介したいのが、柑橘類の果肉を絞って、その果汁をたっぷり含ませて焼く「果汁トースト」。果汁トーストは柑橘類のさわやかな香りを楽しみながら食べられる一品です。
また、皮をシロップ漬けにしてオレンジピールやみかんピール、ゆずピールを作り、パン生地に挟み込んで焼いたり、甘いクリームパンやフレンチトーストにのせたりすれば、柑橘類を食べた後の皮も無駄にすることなくおいしく食べられますよ。
以上の方法は、市販の食パンとお好みの柑橘類があればすぐに作れるメニューのため、朝食や軽いおやつとしてぜひご家庭で作ってみてください。
おわりに
柑橘類はパンとの相性が良く、どのようなパンでもおいしく食べられるため大変魅力的です。また、国産の柑橘類は安全な環境で作られているものが多いとされているため、安心して食べられる点も嬉しいですね。
柑橘類をパン用に加工するなら、果肉をジャムにする、皮をシロップ漬けにする、果汁をパンにかける、果肉や果汁、シロップ漬けの皮をパン生地に練り込むなど、自分の好みに合わせてアレンジすると良いでしょう。国産の柑橘類を使用してさまざまな味のパンを作り、充実したパンライフを送りましょう。