【一汁一ぱんのすすめ】ジャガイモとチーズの味噌汁
一汁一ぱん、味噌汁のすすめ
味噌汁は日本人の心といえる食べもの。寒い朝、一杯の味噌汁は活力を与えてくれますね。このシリーズでは、パン派の方にもおすすめのアレンジ味噌汁をご紹介します。
味噌の起源は、古代中国の「醤(ジャン・しょう・ひしお)」といわれています。熟成途中がとてもおいしかったので、未だ醤にならざるもの、「未醤(みしょう)」と名付けられ、みしょう→みしょ→みそと変化したと推測されています。
味噌は古くは寺や貴族に珍重される贅沢品で、味噌汁として調理されるより、おかずや薬として利用されていました。今では日本人の食生活には欠かせない一品ですが、これは鎌倉時代に「一汁一菜」という武士の食習慣ができてからのことで、味噌の歴史の中では新しい食べ方なのです。
「一汁一菜」=「味噌汁とごはん」という枠にとらわれず、具沢山の味噌汁とシンプルでおいしいパンで「一汁一ぱん」、健康な朝食の習慣を作ってみてはいかがでしょうか。
アレンジ味噌汁におすすめの「チーズ」
チーズは味噌と同じ発酵食品の仲間で、特に味噌もチーズも同じうまみ成分の「グルタミン酸」が豊富に含まれていますから、その相性は抜群です。味噌は大豆のたんぱく質を麹が分解して乳酸菌や酵母によってうまみが作られます。チーズは生乳のたんぱく質を酵素で固形化した後、やはり乳酸菌や酵素、カビなどの働きでうまみが作られます。
チーズを使った料理に味噌で隠し味を加えたり、チーズの味噌漬けなど、上手にとりいれると大変おいしい料理ができあがります。ジャガイモなどあっさりした具と組み合わせることでコクとうまみたっぷりの、ちょっと洋風な味噌汁に仕上がるのでぜひ一度試してみてください。
チーズはゴーダやチェダーなど、とろけるタイプのチーズがおすすめです。手軽にシュレッドチーズを使うのもよいでしょう。
おすすめのぱん「ソフトほうれん草パン」
ソフトで食べやすくかわいい形で、サンドイッチにしても楽しめます。原材料は国産小麦粉、国産きび砂糖、裏ごしほうれん草(国産)、白神こだま酵母、食塩。ほうれん草の色がきれいでさまざまにアレンジができます。味噌汁や煮物といった和食にもぴったり。野菜のうまみが感じられる食べやすいパンです。
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レシピ「ジャガイモとチーズの味噌汁」
新ジャガイモが出始める今からがおいしい季節です。ジャガイモはゴロっと大きめに切って崩れない加減で煮て、仕上げにチーズを加えます。チーズはとろけるタイプがおすすめです。
<材料>2人分
だし汁 360cc
味噌 大さじ2弱
ジャガイモ 小2個
チーズ(ゴーダ・チェダーなど)適量
<作り方>
①ジャガイモはよく洗い、新ジャガイモであれば皮ごと、そうでなければ皮をむいて大きめの一口大に切る。
②だし汁にジャガイモを加えて崩れない程度に煮て、味噌を溶き加える。
③火を止めて、削ったチーズを好みの量加える。
※チーズの塩分があるので味噌はやや控えめに。
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