コーヒー・ドライフルーツ・ナッツ・砂糖…オーガニックな製パン材料まとめ

コーヒー・ドライフルーツ・ナッツ・砂糖…オーガニックな製パン材料まとめ

近年では、ホームベーカリーの普及率の高まりに伴い、自宅で手作りパンを楽しむ人が多くなっています。
手作りパンの醍醐味は、製パン材料をすべて自分で選ぶことができる点です。コーヒー・ドライフルーツ・ナッツ・砂糖など、オーガニック素材にこだわり、自分好みの体に優しいパンを焼くこともできますよね。
そこで今回は、オーガニックな製パン材料をご紹介します。

コーヒー・紅茶

いつもの手作りパンの材料にオーガニックコーヒーをプラスすると、香り高い風味が楽しめます。作り方はさまざまですが、最も簡単な方法は生地にコーヒー豆を挽いた粉を練り込むことです。あるいは、水の代わりに濃い目に入れたコーヒーを使う方法も良いでしょう。たったこれだけで、高級感のある風味がふわりと香って、食欲を刺激します。
コーヒーパンにクリームチーズとチョコレートをプラスしてティラミス風味にグレードアップしたり、蒸しパンのレシピにコーヒーを加えたりしても良いかもしれません。
同様に、オーガニック紅茶を使用しても香り高いパンができます。細かく刻んである紅茶であれば、生地を作る際にそのまま練り込むだけでおいしいパンができるでしょう

ドライフルーツ

organic-bread-material-summaryオーガニックのドライフルーツは、凝縮された栄養を効率良く摂取できる、乾燥させたフルーツです。フルーツの食物繊維が豊富に含まれているため、お腹やお肌の調子を整えるのに役立つでしょう。
栄養が詰まったドライフルーツは製パン材料にもぴったり。パンの材料として人気が高いドライフルーツとしては、レーズン、クランベリー、プルーン、乾燥イチジクなどがあります。レーズンはそのまま生地に入れ、乾燥イチジクやプルーンなどの大きな粒のドライフルーツはカットしてから入れましょう。

ナッツ類

organic-bread-material-summary-3ナッツ類は脂肪分が多く太りやすいというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、大量に食べなければ問題ありません。ナッツ類はビタミンやミネラルも豊富で、天然のサプリメントと呼ばれています。適度に食べれば健康に良いのです。
アーモンドはビタミンEが豊富。お肌を若々しく見せるはたらきや、体を冷えにくくしてくれるはたらきがあるといわれています。
くるみは良質なたんぱく質と食物繊維が豊富で、腸の中をきれいにしてくれるとされています。
松の実やひまわりの種はビタミンBとビタミンE、さらには鉄分が豊富なため、疲れた体を癒す力や貧血の予防への効果が期待できるでしょう。
ナッツ類は手軽に摂取できるため、そのままつまんでいるとついつい食べ過ぎてしまいます。しかし、パンやケーキに入れれば適度に摂取することができるでしょう。
何より、ナッツの香ばしさはパンのおいしさをよりいっそう引き立ててくれます。

砂糖・メープルシロップ・蜂蜜・米飴

パンの発酵を助け、パンに程よい焼き色を付け、やわらかく仕上げるはたらきを持つ糖類。その種類によってさまざまな風味が楽しめます。
オーガニック栽培のココナッツから作られたココナッツシュガーは、血糖値の上昇スピードが遅い砂糖として知られています。「甘いものは食べたいけど血糖値が気になる」という型におすすめです。
メープルシロップは、カナダ原産のサトウカエデの樹液を煮詰めたものです。カルシウムやカリウム、鉄分、ビタミンBが豊富で低カロリーです。甘くて優しいメープルシロップの風味はパンにぴったりです。
蜂蜜は消化が良く、活性型ビタミンが豊富です。葉酸やビオチン、パントテン酸、コリンなどの普段摂取しにくいビタミンをとることもできます。また、ミネラルも豊富に含まれているため、体の調子を整えてくれるでしょう。パンに入れるともっちりとした食感を楽しめます。
米飴(こめあめ)はマクロビオティックなどでも活用される糖類で、米のでんぷんを大麦麦芽の酵素で糖化した穀物由来の砂糖です。水あめのような形状で、しつこくなく、優しい甘さが特徴です。古くは母乳の代わりにされたほど消化に良く栄養豊富です。オーガニックな小麦や天然酵母でパンを作る際、素材の味を引き立ててくれるでしょう。

おわりに

今回ご紹介したオーガニックな製パン素材は、単体でも十分にパンのおいしさを引き立ててくれます。しかし、他の素材を組み合わせることでさらにおいしいパンを作れるかもしれません。ぜひさまざまな素材の組み合わせに挑戦して、お気に入りの味を見つけてください。