【ぱんと郷土料理と】漬物ステーキ(岐阜)

【ぱんと郷土料理と】漬物ステーキ(岐阜)

ぱんと郷土料理と

「どこの生まれですか」そんな問いのむこうに思い浮かぶもの、それは日本各地の食卓。情報網や物流が発達して、各地の食べものを知り、取り寄せることがかんたんにできるようになった今でも、まだまだ知られていない郷土料理があります。その土地ならではの食材を、そこに伝わる知恵と工夫で調理した、懐かしい香りのする料理の数々。ここでは、そんな郷土料理をパンと一緒に味わう旅をしてみましょう。意外な組み合わせとおいしさに出会えるかもしれません。

今回ご紹介するのは岐阜県の郷土料理「漬物ステーキ」。岐阜県の飛騨地方では昔から漬物を焼いて食べる習慣がありました。厳しい冬は漬物が野菜の代わりで、凍りついてしまった漬物を解かすために囲炉裏で朴葉に載せて焼いたのが始まりと言われています。
古くなってしまった漬物をおいしく食べる知恵とも言われ、今は白菜の漬物を炒めて卵とじにしたものが郷土料理の「漬物ステーキ」として家庭で作られたり、居酒屋のメニューになっていたりします。卵とじにしないもの、味噌味のもの、鯖缶を加えるものなどさまざまなレシピがあります。同じく岐阜の郷土料理として知られる「朴葉味噌」よりも庶民的な料理です。

不思議な取り合わせですが、お好み焼きにも似たおいしさがあり、酒のお供、ごはんのおかずとしてはもちろん、パンにもよくあいます。

意外な取り合わせですが、想像以上においしいです!

おすすめのぱん「はちみつパン」

まるで『はちみつ』をなめているような自然な甘さのパンです。素材の美味しさを最大限に活かし、砂糖を一切使わず、はちみつの甘さでふんわりしっとり焼き上げています。国産はちみつの美味しさを堪能することができるパンです。

レシピ「漬物ステーキ」

少し時間がたって古漬けになった白菜漬けで作ると、うまみが濃くおいしいです。

<材料>2人分
白菜漬け 200g
バター 大さじ1
しょうゆ 少々
卵 2個
削り節 少々

<作り方>
①白菜漬けは軽く水洗いして水気をしぼり、一口大に切っておく。
②ボウルに卵を割り入れ、よく溶きほぐす。
③フライパンにバターを溶かし、①を中火でよく炒める。
④③にしょうゆを加え、焼き色が少々ついたところに溶き卵を流し入れる。半熟になったら火を止め、削り節をふりかける。

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