ベーカリージャパンカップやパングランプリ東京など、日本のパンコンテストまとめ
日本では、最近地元食材や地域の振興を目的としたコンテストがよく開催されていますが、その中にはパンに関連したコンテストも存在することをご存じでしょうか。職人が腕を競い合うコンテストからチャリティーコンテストまで、実にさまざまなコンテストがあります。
今回は、日本全国で開催されているパンコンテストの中から、有名なものを5つご紹介します。
ベーカリージャパンカップ
ベーカリージャパンカップとは、「日本一のパンを作る職人を決める大会」です。全国のパン職人が「調理パン」「菓子パン」「食パン」の3部門で腕を競い合います。コンセプトや種類・個数が決められ、出場者は6時間以内にパンを作らなければなりません。
海外のパンは対象とせず、日本のパンで競い合うこの大会ですが、2015年に第2回大会が開催されました。日本一を決める熱いイベントを、ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
日本全国ご当地パン祭り
「全日本パンフェスティバル」の中で開催される目玉イベントが、「日本全国ご当地パン祭り」。日本全国から選りすぐりのご当地パンが集まり、来場者による投票でパンの人気度を評価するイベントです。2015年に第6回を迎えました。
おいしいパンを食べられるだけでなく、お気に入りのパンを応援する楽しさを味わうことができる、パン好きにとって魅力的なコンテストです。パン好きの方は、ぜひ一度参加してみてください。
パングランプリ東京
「日本全国ご当地パン祭り」と同じく、東京国際フォーラムで開催される「全日本パンフェスティバル」において開催されるコンテストです。職人が丹精込めて作ったパンが並び、街のパン屋さんが作るパンの中で1番のパンを決定します。
この大会の特徴は「国産・東京産」の食材にこだわったパンが審査されることです。そのこともあり、2015年度は東京(伊豆諸島)が全国1位の生産量を誇る食材・アシタバを使ったパン部門が設けられました。
三宿三色パンコンテスト
「世田谷パン祭り」の一角で開催されるパンのコンテスト、その名も「三宿三色パンコンテスト」。世田谷はもちろん、日本全国のパン屋さんが頂点を競います。
事前申し込みをすると、一般の方でも審査員として参加できます。事前申し込みは有料ですが、すべての三宿三色パンを食べられたり、パンマーケットへの入場券をもらえたりとさまざまな特典が付いてきます。事前申し込みがなくても、「グッドルッキング賞」への投票は可能です。
一般審査員として参加される方も当日参加の方も、展示されたパンをじっくり見て投票することができます。気軽に参加できるコンテスト、想像するだけでもワクワクしてしまいますよね!
つくばのパンコンテスト
つくばのパンコンテストは、谷田部アリーナで開催されるパンのコンテストです。毎回「秋の味覚パン」「クリスマスに食べたいパン」「ソーセージパン」などのテーマに合わせたパンが出品されます。
つくば市内のパン屋さんの商品が試食サイズで展示され、試食した参加者が投票するスタイルのコンテスト。得票数が一番多かったパン屋さんは、「つくばのパンコンテスト〇〇部門No.1」として認定されます。
一般参加者は1人100円の参加料が必要ですが、これはつくば市竜巻被害支援金として寄付されます。お気に入りのパンを見つけられるだけでなく、チャリティーにも参加できる素敵な機会となるでしょう。
おわりに
パンは日本人にも身近な食べものです。しかしパンの世界は奥深く、パン1つ1つに職人の熱い思いが詰まっています。
そんな職人の熱い思いを身近に感じることのできるイベント、それがパンコンテストです。日本全国で開催されているさまざまなパンコンテスト。ぜひ参加してみてくださいね。