塩パンはオーストリア発祥?愛媛から人気が広がった塩バターロールとは

2015年にブームになった塩パンや塩バターロール、塩バターパン。スーパーやコンビニ、パン屋さんで一度くらいは目にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
塩バターロールは愛媛のパン屋さんから人気が広がったといわれ、ブーム以降も全国的に人気があります。
今回は、そんな「塩バターロール」についてご紹介します。
発祥の地はオーストリア!?
塩バターロールは、オーストリア発祥の「ザルツシュタンゲン」というパンが元になったといわれています。
ザルツシュタンゲンのザルツは「塩」、シュタンゲンは「棒」という意味で、薄く伸ばしたパン生地をくるくると巻いて棒状に成形し、塩をまぶしたパンです。
シンプルな味わいのパンで、ハムやソーセージなどの肉類との相性もバツグン。オーストリアの朝食メニューとしてよく出されます。
塩味が効いておりパリパリとした食感のため、古くからビールのお供としても食べられてきた人気のパンです。
このオーストリアのザルツシュタンゲンというパンを日本人の口に合うようにアレンジし、誕生したパンが塩バターロールだといわれています。
塩バターロールとは
一般的な塩バターロールは、バターロールを細長く伸ばした形をしています。生地の中にバターを包み込み、生地が焼き上がったらパンの上に塩をふるというシンプルな作り方のロールパンです。
パンの表面はカリッと焼き上がり、包み込んだバターは焼き上がる間に溶けるため中は空洞になります。そのおかげで軽い食感を楽しむことができるのです。
バターがパンに染みることで、バターの香りとしっとりとした歯ごたえが生まれます。それに加え、表面にまぶした塩の粒が直接舌の上で溶け、程よいアクセントとなってくれるのです。
塩パン、塩バターロール人気の火付け役
最近ではさまざまなお店で販売されている塩バターロール。はじめは愛媛のパン屋さんが発売しました。そこから人気が出たことで話題となり、徐々に全国的な人気を獲得したといわれています。
人気の火付けになった愛媛のパン屋さんは、夏の厳しい暑さに負けないよう、塩分補給ができるパンを、と考えて塩バターロールを作りました。
最初は魚市場で販売したところ「普通のパンは飲み物がないと食べにくいが、塩パンならそのまま食べられる」と評判になったようです。
塩バターロールの人気は少しずつ広がっていき、今では全国各地のパン屋さんに塩バターロールを販売するお店が増えてきています。
塩バターロールの魅力
塩バターロールの魅力は、なんといっても生地の食感です。
表面はサクサク、中はもっちりしていて、底面はバターが染み出ることでカリカリ。ひと口食べただけで3つの食感を一度に楽しむことができます。
塩バターロールはそのまま食べるのが一般的ですが、パンに切り込みを入れ、ハムやレタスなどの具材を挟んでサンドイッチにする食べ方もおすすめです。
また、おやつとして食べることもできます。あんこやクリームを挟むと塩バターロールの塩加減とバターの香ばしさがより引き立つため、挑戦してみてはいかがでしょうか。
おわりに
オーストリアで誕生し、日本では愛媛のパン屋さんから始まった塩バターロールの人気は、今や日本全国に広がっています。販売しているメーカーやパン屋さんによって使用している塩の種類や量、バターの種類、小麦粉もさまざま。各所で販売されている塩バターロールを食べ比べ、自分好みのものを探すことも楽しいかもしれませんね。
理想の塩バターロール探しと一緒に、塩バターロールのアレンジ方法もぜひ探してみてください。きっと新たな塩バターロールの魅力に気付けると思いますよ。