世界パン消費量ランキング!世界一は意外なあの国!日本は何位?

世界パン消費量ランキング!世界一は意外なあの国!日本は何位?

日本の主食はお米ですが、忙しい朝はジャムを塗ったトーストとコーヒーで簡単に朝食を済ませる方も多いのではないでしょうか。今では、パンが日本の食卓に欠かせない存在となっています。
そんな日本の第2の主食ともいえるパンですが、世界ではどの国がパンをよく食べるのかご存知でしょうか?

今回は、トースト総合研究所が2014年7月に発表した調査結果をもとに、日本・オーストラリア・アメリカ・ロシア・チリ・イギリス・フランス・イタリア・フィンランド・トルコ10カ国のパン消費量ランキングをご紹介します。1位は一体どの国なのか予想しながら読んでみてくださいね。

3位はバゲットやエピなどが有名なあの国!

world-bread-consumption-rankings-3パン消費量世界第3位は、バゲットやエピなどが有名な国、フランス。1人あたりの年間消費量は58kgです。
フランスのパンは、基本的に砂糖や卵、乳製品、油類を使用せず、小麦粉、塩、水、イーストのみで作られます。日本でもおなじみですよね。程良い硬さが特徴で、バゲットやエピの他にも、バタール、パリジャン、シャンピニョン、クーペなどがよく知られています。

2位は南米を代表するワイン大国のあの国!

パン消費量世界第2位は、南米有数のワイン生産国、チリ。1人あたりの年間消費量は86kgです。
パンは豆と並ぶチリ人の主食。チリ全国のパン生産量は年間140万tに達します(ジェトロ『サンティアゴスタイル』、2011年)。チリでよく食べられているパンは、平たくて丸い「アジュージャ」と、外側が固く中が柔らかい「マラケタ」の2種類です。バゲットやクロワッサンも人気があります。
焼きたてのパンを求めて、夕食時には地元のパン屋さんの前に行列ができることも。

1位は伸びるアイスで有名なあの国!

world-bread-consumption-rankingsパンの消費量世界第1位は、長く伸びるアイスで有名な国、トルコ。1人あたりの年間消費量はなんと168kgです。
世界一がトルコと知り、意外に思われた方もいると思います。日本人の感覚では、パンといえばヨーロッパ、そうでなければアメリカかと思ってしまいますよね。
トルコではパンが非常によく食べられています。なんと、国民1人あたりのパン消費量が最も多い国として2000年にギネス記録も達成しています(達成時の消費量は199.6kg)。
また、ヨーロッパを中心とする15カ国のパン生産者で構成されるAIBI(The International Association of Plant Bakers)が2015年1月に発表した「Bread Market Report 2013」においても、トルコのパン消費量は1位(104kg)でした。
世界3大料理としても有名なトルコ料理。そんなトルコ料理の食材や調理法は多彩で、パンにもたくさんの種類があります。パンはトルコで「エキメキ(エキメッキ)」と呼ばれており、シミットやポアチャをはじめさまざまな種類のものが楽しめます。

パン消費量4位~10位!日本は何位?

パン消費量世界4位~10位までのランキングをご紹介。気になる日本の順位は?

【消費量ランキング】()内は1人あたりの年間消費量
4位…ロシア(57kg)
5位…イタリア(55kg)
6位…オーストラリア(53.4kg)
7位…フィンランド(51kg)
8位…イギリス(27kg)
9位…アメリカ(24kg)
10位…日本(16.8kg)

なんと日本は最下位!1位のトルコと比べると10分の1。その差は歴然です。パンを出す飲食店やパン屋さんは日本にもたくさんありますが、消費量は意外と少ないですよね。しかしそれは、日本のパン食文化に伸びしろがあるということかもしれません。

おわりに

世界のパン消費量について、各国のパン事情も交えながらご紹介しました。パン消費量世界一に輝いたトルコ、そのパンを食べてみたいと思いませんか?

実は、トルコのパンは日本でも手に入ります。東京・池袋のトルコパン専門店「デギルメン」。ここでは、トルコで修業を積んだパン職人が作る本格トルコパンが販売されています。パン消費量世界一のトルコ国民が愛するパンの味を味わってみましょう。