【ぱんのおかず】バナナの味噌漬け
ぱんのおかず、バナナの味噌漬け
油脂や砂糖を控えたシンプルなパンには、実は和のおかずもよくあうのです。このシリーズでは、ごはんと一緒にいただいているようなお惣菜や和の食材でパンをおいしく食べるアレンジ方法をご紹介していきます。
季節は霜降を過ぎ、山は紅葉で彩られ始めました。近年、暑さ寒さが極端になり、夏日の翌日に真冬のような寒さがやってきたりと、秋の済んだ青空がとても貴重なものになりつつありますね。11月に入ると間もなく立冬。衣替えもあわただしく、炬燵が恋しい季節の始まりです。
さて、今回は日本の季節感とは少々離れますが、「バナナの味噌漬け」を紹介します。バナナは甘いスイーツに加工することが多いですが、味噌とあわせると甘じょっぱくて意外においしいのです。
輸入のバナナは一年中店頭に並びますが、熱帯の植物なので寒さに弱いです。冷蔵庫に入れるとすぐに皮が真っ黒になってしまいますが、これを「バナナが風邪をひく」と言います。できればバナナスタンドなどにつるしてすごしやすい15~20℃の室温においておくのが一番です。冬はキッチンなどで、真夏は新聞紙などで厚めにくるんで野菜室に入れてもよいですね。
温暖化するにつれて、日本でもバナナ栽培に挑戦する人が少しずつ増えています。沖縄や小笠原には昔からの品種のバナナがありますが、九州や山陽地方などフルーツ栽培の盛んな地域、あるいは温泉熱を利用して東北や北海道などでもバナナ栽培に取り組む農家が出てきています。国産の完熟バナナもパイナップルなどと同じように完熟で収穫できるのでとてもおいしいです。いつか店頭で国産バナナが買えるようになったら嬉しいですね。
<材料>作りやすい量
バナナ 1本
味噌 小さじ2
粒コショウ 少々
<作り方>
①バナナは皮をむく。味噌を小さじ1(味噌の半量)の水でゆるめ、バナナ全体にぬる。
②ポリ袋などに入れて空気をぬき、冷蔵庫で半日ほどおいてできあがり。食べる時に粒コショウを粗くだきにしてかける。スライスするか、半つぶしにしてもおいしい。
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