【一汁一ぱんのすすめ】鮭とほうれん草の豆乳味噌汁

【一汁一ぱんのすすめ】鮭とほうれん草の豆乳味噌汁

一汁一ぱん、味噌汁のすすめ

味噌汁は日本人の心といえる食べもの。寒い朝、一杯の味噌汁は活力を与えてくれますね。このシリーズでは、パン派の方にもおすすめのアレンジ味噌汁をご紹介します。

「一杯の味噌汁で医者いらず」と言われるように、味噌には実にたくさんの効能がある食材です。味噌のアミノ酸の中には、 生命を維持するために必要不可欠な必須アミノ酸、8種類がすべて含まれています。またビタミンB群の葉酸、パントテン酸、ピオチンといった、脂肪やタンパク質、炭水化物をエネルギーに変える栄養素が含まれています。さらに大豆イソフラボンやサポニンなどの「第7の栄養素」と言われ、様々な病気を予防する効果が期待されている「フィトケミカル」も豊富に含まれているのです。ミネラル、糖質、脂質、食物繊維などなど、栄養の種類も豊富ですので、とても栄養価が高いと言えます。効能の例を挙げると解毒作用、小腸粘膜の再生作用、発がん性物質の抑制、免疫細胞活性化作用、動脈硬化防止、高血圧抑制、老化防止、消化促進、美肌効果などです。

米やパンなど炭水化物に足りない脂質やタンパク質、各種ビタミンを味噌汁で補い、さらに野菜や豆腐類などを加えることで、ほぼパーフェクトな食事として考えることができます。あれこれとおかずをそろえなくても、おいしいパンと一杯の味噌汁「一汁一ぱん」で、健康な朝食の習慣を作ってみてはいかがでしょうか。

アレンジ味噌汁におすすめの「豆乳」

味噌汁をちょっと洋風な味わいにする食材としておすすめなのが「豆乳」。味噌と同じ大豆からできていますから、相性は抜群です。同じ量であれば発酵している味噌の方が栄養価に優れていると言えますが、豆乳は塩分を気にせず、また液体なのでたくさん摂取することができます。特に美肌効果のあるイソフラボンなどは豆乳に期待できる成分です。ただし大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをするため、女性特有の病気の引き金になることもあります。過剰摂取はしないように、コップ半分くらいの量をたまに楽しみとしていただくのが適量です。

豆乳には、大豆を搾っただけの「無調整豆乳」と砂糖や塩、だし、香料などを加えて飲みやすく仕上げた「調整豆乳」があります。料理におすすめなのは「無調整豆乳」です。そのままでは飲みにくいですが、添加物などの入っていないプレーンな豆乳は味噌汁の味わいをひきたててくれます。

おすすめのぱん「白神ソフトフランス」

白神山地の残雪とブナの葉をイメージしたパンです。素材のおいしさを最大限に引き出した製法で作り、白神こだま酵母の特徴が最もよく出ています。原材料は国産小麦粉、国産きび砂糖、白神こだま酵母、食塩のみ。甘さはごく控えめで味噌汁や煮物といった和食にもぴったり。シンプルなのにふわっと柔らかで食べやすいので、どなたにでも喜んでいただける味わいです。

レシピ「鮭とほうれん草の豆乳味噌汁」

旬の鮭とほうれん草は、今がいちばんおいしい季節です。いつもの味噌汁に豆乳をたっぷり加えて、焼いた甘塩鮭、茹でたほうれん草を加えるだけ。白菜やカブを煮込んでもおいしいですね。豆乳は煮立てると固まってしまうので、室温に戻しておいて火を止める直前に加えるのがクリーミーに仕上げるコツです。
<材料>2人分
だし汁 180cc
無調整豆乳 180cc
味噌 大さじ2
塩鮭 1尾
ほうれん草 適量
<作り方>
①塩鮭は半分に切って焼いておく。ほうれん草はゆでて水気をしぼる。豆乳は室温に戻しておく。
②だし汁をあたためて味噌を溶き入れ、鮭とほうれん草を加える。
③火を止める直前に豆乳を加えてできあがり。
※豆乳を沸騰させるとモロモロと固まるので注意してください

手作りパン派におすすめ!
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