食パン派?フランスパン派?クリームシチューに合うパンの種類
秋も深まり冷え込む日が増えてきました。そんな日は、旬のお野菜をたっぷり入れてコトコト煮込んだクリームシチューで温まりたいものです。
クリームシチューといえば、ご飯よりはもちろんパンと合わせて食べる方も多いでしょう。クリームシチューに合わせる場合、皆さんはどのようなパンを合わせていますか?
今回は、クリームシチューに合うパンの種類をご紹介します。
手頃でアレンジの幅も広い食パン
「クリームシチューのおいしさを引き立たせるのはやはり食パン」、という食パン派の方は多いと思います。まろやかなシチューはトーストしたパンによく合います。
トーストした食パンをシチューにつけたり、ちぎってシチューに入れたりすると、クリームシチューのまろやかさとトーストのさっくりとした食感を同時に楽しめるでしょう。また、焼かずにやわらかいままの食パンにシチューを染み込ませていただくのも、とろけるような食感がしておすすめです。
食パンの良いところはなんといっても手頃な価格。スーパーやコンビニで簡単に手に入る上、あらかじめカットされているため焼くのに手間もかかりません。硬い食感とやわらかい食感を両方楽しめる点も人気の理由の1つです。
食パンはアレンジの幅が広い点も魅力的です。例えばカットしたトーストをグラタン皿に並べ、シチューをかけてチーズを散らした後、オーブンで焼けばパングラタンになります。
食パン1斤の中身を丸ごとくりぬき、表面をトーストしてからシチューを入れて崩しながら食べるのも遊び心があって楽しめます。
また、食パンの上にシチューを乗せて、そのままトーストする食べ方もあります。残りものを使ってボリューム満点の朝ごはんを作ることもできますね。
固い皮とモチモチの食感が魅力のフランスパン
カリッと香ばしい外側の皮と、中のモチモチとした食感が魅力のフランスパン。食パンに負けず劣らず、シチューにとてもよく合います。
フランスパンを薄めにスライスしてシチューにつけて食べれば、固い皮の食感がシチューのなめらかさを引き立てます。さらに中のもっちりとした生地にはシチューがたっぷり染み込んで、口の中でおいしさが広がるのもたまりません。
フランスパンをクリームシチューに合わせるなら、ガーリックトーストにしたフランスパンをシチューにつける食べ方もおすすめです。クリーミーなシチューとガーリックトーストの香ばしい塩気がぴったりとマッチするでしょう。
フランスパンの1種である「パン・ド・カンパーニュ」は、スープによく合うパンとして知られています。薄切りにして軽くトーストして食べると良いでしょう。
また、丸いフランスパンの中身をくりぬいて、シチューの器にして食べるのもおすすめ。ぜひチャレンジしてはいかがでしょうか。
その他(ロールパン、パイ生地)
お子さんには、ロールパンなどのやわらかいパンがおすすめです。ちぎりやすく、パン自体が甘めでシチューがよく染みこみおいしさを引き立てます。
また、シチューを入れたココット皿などの器にパイ生地でふたを作り、オーブンで焼いた「パイシチュー」も人気です。熱々のパイ生地を崩しながら、中のシチューにつけて食べましょう。パイ生地の香ばしさとクリーミーなシチューが絶妙のコンビネーションを見せてくれます。
パイシートなどを使って自宅でも簡単に作れるため、ぜひお試しください。
おわりに
シチューに合うパンの条件は、クリーミーなシチューを引き立たせる2種類の食感です。固めの食感はシチューのクリーミーさを引き立て、やわらかい食感はとろける口当たりを演出します。
また、甘いパンよりも小麦の味が生かされたシンプルなパンがおすすめです。全粒粉を使ったパンやライ麦パンもぜひお試しください。