【ぱんのおかず】新人参のタルティーヌ

【ぱんのおかず】新人参のタルティーヌ

ぱんのおかず、新人参のタルティーヌ

油脂や砂糖を控えたシンプルなパンには、実は和のおかずもよくあうのです。このシリーズでは、ごはんと一緒にいただいているようなお惣菜や和の食材でパンをおいしく食べるアレンジ方法をご紹介していきます。

今回ご紹介するのは「新人参のタルティーヌ」。二十四節気の「小満」を過ぎて、木々の緑はどんどん濃くなってきました。畑の野菜も春から夏へ移り変わっていきます。新玉ねぎ、新じゃがいもなどと並んで春の楽しみにしたいのが新人参。人参にはお盆過ぎに蒔いて秋の終わりに収穫される秋人参と、3月ごろに蒔いて春に収穫される春人参があります。秋人参の方が貯蔵しやすくトウ立ちの心配がないので、一般には秋人参の方が多く作られています。春人参は冬の厳しい寒さに耐えて育っているので通常のニンジンよりも甘くて軟らかく、みずみずしい特徴があります。葉っぱもついて売られていることもあり、そのほろ苦さも春を感じさせてくれます。

人参は塩をまぶしておいておくと水分が浮いてきます。その自然の水分だけで蒸し焼きにするとびっくりするほど甘くなります。ですから、ピーナッツペーストにも砂糖を加えていません。ぜひお試しを!

<材料>1本分
新人参 1~2本
オリーブオイル 小さじ2
ピーナッツペースト(無糖)大さじ1
塩 適量

<作り方>
①新人参は葉を切り落として5mmくらいの厚さに縦に切り、全体に一つまみの塩をまぶしておく。葉はレンジに30秒ほどかけてしんなりさせておく(好みで生のままでも可)。
②フライパンにオリーブオイルを温め、①の人参を入れてフタをし、途中で裏返して両面に薄く焦げ目がつく程度に弱火でじっくり焼く。ピーナッツペーストに塩ひとつまみと大さじ4~5くらいの水を加えて混ぜておく。
③フランスパンを縦に半分に切り、焼いた人参と人参葉をのせ、ピーナッツソースをかける。

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