【一汁一ぱんのすすめ】卵とキャベツの味噌汁

【一汁一ぱんのすすめ】卵とキャベツの味噌汁

一汁一ぱん、味噌汁のすすめ

味噌汁は日本人の心といえる食べもの。朝の一杯の味噌汁は活力を与えてくれますね。このシリーズでは、パン派の方にもおすすめのアレンジ味噌汁をご紹介します。

二十四節気のひとつ「大寒」。今年は1月20日です。一年で最も寒さが厳しい時期とされています。この日に産み落とされた卵は「寒たまご」と言い、昔から「食べると健康に暮らせる」と珍重されてきました。寒さのため鶏の産卵数が減り、水も飲まなくなるため、たまごの滋養分が凝縮されるからと言われています。
「大寒」の末候は「鶏始乳」と呼ばれ、鶏が春にむかって卵を抱き始める時期ともされています。「生気に満ちあふれた縁起物」ということで、風水の世界では「寒たまごを食べると金運が上昇する」ともいわれています。寒さに負けずに鶏が産んでくれた卵を味噌汁に落としてほっこり温まりましょう。

アレンジ味噌汁におすすめの「卵」

卵から雛が生まれることを考えても、卵には生き物に必要な栄養素がほぼ完全に含まれています。たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどいろいろな栄養素を含んでいますが、特長的なのが、たんぱく質のアミノ酸バランスのよさです。人間の体内でつくることができない必須アミノ酸の組成が優れているため、卵のたんぱく質は非常に良質です。

野菜の栄養素には「脂溶性」のものが多くあります。たとえば、ビタミンA、E、Dやβ-カロテンなどです。これらのビタミンは油に溶けやすいため、油分を含んでいる卵と一緒に食べると吸収されやすくなるのです。また、卵は人間の体にとって必要な栄養素がビタミンCと食物繊維以外すべて含まれているので、野菜と組み合わせて食べることで、理想的な栄養バランスに近づきます。朝の一杯の味噌汁に卵を一つ加えて、より栄養いっぱいにいただきましょう。

おすすめのぱん「テーブルチーズロール」

コクのあるパルメザンチーズをたっぷりとまぶして焼き上げました。甘みのある北海道産小麦の生地と、コクのあるパルメザンチーズの相性が抜群です。軽くトーストにすることで更に香ばしくお召し上がりいただけます。サンドイッチもおすすめです。

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レシピ「卵とキャベツの味噌汁」

野菜はキャベツに限らず旬の野菜ならなんでもおいしいです。卵を落とした時に割れないよう、また卵を煮すぎないよう、先に野菜を柔らかく煮ておくとよいでしょう。

<材料>2人分
キャベツ 1枚(50g)
玉ネギ 小1/4個
だし汁 360cc
味噌 大さじ2
卵 2個

<作り方>
①キャベツと玉ネギは千切りにしておく。だし汁に加えて柔らかくなるまで煮る。
②野菜が柔らかくなったら味噌を溶き入れ、煮たてたところに卵をそっと落として弱火にし、フタをして3~5分ほど煮る(卵の火の通り具合は大きさにもよるので、時々様子を見て火を止める)。
※卵は室温に戻しておいたほうがきれいに火が通ります。

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