ぱんのおかず、キャベツと玄米粉のシチュー

油脂や砂糖を控えたシンプルなパンには、実は和のおかずもよくあうのです。このシリーズでは、ごはんと一緒にいただいているようなお惣菜や和の食材でパンをおいしく食べるアレンジ方法をご紹介していきます。

年の瀬を迎え、暮らしの中の慌ただしさが増してきます。この時期は冬至を過ぎ、日が暮れるのが早くてびっくりしますね。冬至を境にだんだんと昼間の時間が長くなり明るさは戻ってきますが、1月下旬の「大寒」にむかってさらに本格的な寒さがやってきます。

今回は「キャベツと玄米粉のシチュー」を紹介します。玄米粉は文字通り玄米を粉に挽いたものですが、水に溶いて熱を加えるととろみが出て、ホワイトソースのような、米粉とも一味違う滋味深い味わいになります。小麦粉よりもダマになりにくいので少々雑に料理しても大丈夫。健康のために玄米を食べたいけれども、炊くのが面倒、胃腸が弱いという人におすすめです。

玄米粉は一般のスーパーでは手に入りにくいですが、自然食品店などにはおいてあることが多いです。このコラムではなるべく手に入りやすい素材を使用するようにしていますが、玄米粉はとてもおいしいので、ネット通販などでも探してみてください。冬にとれるキャベツは煮込みにむいた品種で、今が寒さにあたっておいしい季節です。白菜でも同じように作れます。ぜひお試しを！

＜材料＞2人分
キャベツ　100g
玉ネギ　1/4個
しめじ　25g
玄米粉　1/4カップ（25g）
オリーブオイル　大さじ1
塩　小さじ1
味噌　少々

＜作り方＞
①キャベツは一口大の大きさにちぎっておく。玉ネギは薄くスライスしておく。しめじは石づきをとってほぐしておく。
②小鍋にオリーブオイルを温め、玉ネギを炒める。しんなりしたら玄米粉を加えて2～3分炒める。
③昆布だし汁2カップとキャベツ、しめじ、塩を加えてフタをして火を強め、沸騰したら弱火にして15分ほど煮る。
④仕上げに味噌少々を加えてコクを出す。
※このレシピで十分おいしいですが、仕上げに豆乳を少し加えるとより洋風でリッチな味わいになります。

本格的な自然派パンならコレ！
「白神こだま酵母」サラのこだわりパン／サラオンラインショップ