ぱんのおかず、紫じゃがいものフムス

油脂や砂糖を控えたシンプルなパンには、実は和のおかずもよくあうのです。このシリーズでは、ごはんと一緒にいただいているようなお惣菜や和の食材でパンをおいしく食べるアレンジ方法をご紹介していきます。

前例のない猛暑の夏、食欲も落ちて冷たいものばかり食べてしまいがちですね。そんなときでもおいしくパンを食べるおかずをご紹介します。

今回は「紫じゃがいものフムス」。フムスは主に地中海東側のアラブ諸国やトルコ、ギリシャなどで食べられている料理です。主な食材は「ひよこ豆（ガルバンゾー）」。ひよこ豆をメインに、タヒニや塩、レモン汁、ニンニク、オリーブオイルなどを合わせてペースト状にしたものが「フムス」です。

「タヒニ」は、白ごまを生のままひいてペースト状にした調味料のこと。白ごまペーストは焙煎してから作るので、少し風味が違いますが、代用することができます。ひよこ豆の代わりに大豆や黒豆、アボカドなどさまざまなバリエーションがあります。紫じゃがいもと豆腐で作ったフムスは、涼しげな薄紫色の、不思議なディップになります。紫じゃがいもはシャドークイーンという品種で、皮も中も濃い紫色をしており、近年栽培する農家が増えています。紫じゃがいもがない場合は、ふつうのじゃがいもでもおいしくできます。

基本のレシピはとてもシンプルなので、さまざまな材料や香辛料でアレンジしてみるのも楽しいですね！

＜材料＞3～4人分
紫じゃがいも　120g（中1個）
豆腐　100g
おろしにんにく　小さじ1/2
ねりごま　小さじ2
レモン果汁　小さじ2
オリーブオイル　小さじ2
白ねりごま　小さじ2
塩　小さじ1/2
クミン　少々

＜作り方＞
①紫じゃがいもはよく洗って皮ごと1cmくらいの厚さに切り、蒸すかレンジにかけて柔らかく火を通し、マッシュしておく。
②①にその他の材料を加え、フードプロセッサーで攪拌する（きめの細かさは好みで）。
③盛り付けてからオリーブオイル少量（分量外）をかける。

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